ドローンでロジスティクスがドラスティックに変わる

ドローンが最近注目を浴びている。

これまでの使用法としてはラジコンヘリの拡張版にすぎない用途ではあるのだが、現状でもそれにカメラを取り付けたり、色々楽しめるシロモノである。
一方でモノのインターネット(IoT)技術によってデバイスや各種センサーにアドレスがつく時代でもある。デバイスはどんどん小型化され、マイクロデバイス、ナノデバイスと技術革新にイトマがない。
これらの技術融合による恩恵の一つにこれまでのロジスティクスにドラスティックな変革をもたらす可能性がある、というのが今回の小話。

アマゾンのドローンによる荷物お届サービスがアメリカの一部ではもう始まっているようだ。このシステムは今後大きく発展していく可能性が高い。
例えば現在の消費者向けの小規模物流を考えよう。この場合はトラックによる輸送が現在一般的である。荷物を届けるために一軒一軒回って配達を行う。郵便業務もしかり。
これら業務をすべてドローン任せにしてしまえば道路の渋滞緩和、大気汚染の抑制、CO2抑制につながる。
更にドローンに太陽光発電システムを備えればエネルギーいらずで、夢のゼロ・エミッション物流システムが完成する。
さすがに今のところの大型物流に関しては現実感は程遠いのだが小規模のものに関してなら夢でもなさそうだ。
確かに小包1個で数km分の化石燃料を使うのはセンスが悪いと言わざるをえない。もっとスマートであるべき。

しかしながら懸念点も大変多い。例えば途中でGPSその他の機器的な故障、ドローン同士、鳥等による衝突、などにより墜落してしまった場合の損賠倍賞はどうするか、集合住宅におけるお届け場所はどうするのか、トラック運送業がなくなることによる人材余剰(これは上記による恩恵が大きいのと代替業はいくらでもあるので心配していないが)、などなどである。

ドローンの故障に関してはそれこそ近年の故障予測による自己診断機能が使えるだろう。それこそ機械学習による故障パターンを学習させチップ一枚埋め込んでおけばドローン自身が判断、アラートが出せるようにしておけば良い。
ドローン同士の回避システムもしかりである。バード・ストライクについては瞬時のためなかなか予測や回避行動がしづらい問題がある。
システムが故障した時の予備エンジンなどフェイルセーフ機構は必須であろう。それでも墜落してしまった場合はレスキュー用のドローンの出番かもしれない。
ドローンがドローンを救出なんてこともあるだろう。さすがに水没してしまう場合は助けに行けないかもしれない。
なるべく水没しないようなルート設定にするとか、水没を防ぐフロートの装備、大きな道路上への墜落を避けるための回避ルート設定などで解決するかもしれない。
それでも水没や物理的破壊をしてしまった場合は荷物の完全防水機構、耐圧、耐熱機構などが必要かもしれない。
ドローン専用ボックスドローン私書箱とかをセンサーで認識させるようにすればまた新たな周辺産業が生まれるかもしれない。

色々と課題点を抽出するときりがないのだが、それでも克服したあとの利便性、エネルギーというポイントにおいての持続性、それを持って計り知れないものがある。
ここ10年、20年で世界がドラスティックに変わるかもしれない。楽しみである。

※ドライバーの方々は車好き、機械好きを活かしてドローンの保守作業業への技術習得をオススメしておきたい。

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