初等教育からのディベート訓練は日本の諸問題を解決するかもしれない

まだ取材途中なのだが途中経過的に。

もしかすると小さいうちからのディベート、グループディスカッション的な授業をメインにすることで諸問題を解決できるかもしれないという話である。

現在の日本の初等教育から高等教育まで、学校教育は昔よりは増えてきたとはいえ、ディスカッション中心の授業ではなく、受け身の授業、座学が中心である。クイズ形式の受験システムが存在する以上変わらないものと思われる。一方でアメリカを始め、ヨーロッパのほとんど、中国はよくわからないが知り合いがいるので今度インタビューを試みるが、明らかに質問数が多いのでそのような訓練を受けてきたものと思われる。

座学や受け身の授業スタイルにより基礎的な学力は非常に上がる。識字率、数学的思考力は世界でも高い。しかしながら社会に出た時の発言能力、また国際学会、会議等でも論理的に質疑に加わる割合は日本人は必ずしも多くない。

日本人同士では議論する場は多少増えるのだが、ルールを知らない、訓練されて来なかったので議論が発散するのは以前本ブログでも述べた通り。国会議論、事実と意見の混同発言、議論の進め方そのものが分からない等。更には議論の訓練不足によりコミュニケーション能力不足(コミュ力)、空気読めなるバズワードが生まれ、ひいては論理的思考力の欠如によるお客様は神様とすること、ビジネスマナーといったようなルール化することによる思考停止行動、論理が通らないとキレる、取り敢えず謝る文化(戦略上有りかもしれないが自己の過失をすべて認めることになり結局は不利)、論理的思考に長けた人間を採用せずマシンを作りやすい新卒一括採用、及び終身雇用(については崩れているが別の理由による)、納期死守文化、犯罪者はペナルティーを受けても失敗を認めない文化、レールから外れたことをよしとしない、などに繋がっているように見える。わざわざ大人になってまで論理的思考力の欠如した過剰なマナーを学ぶ人間は世界中見回しても少ないことは2009年6月に行われたアンケート結果、即ち世界で一番ビジネスマナーが厳しい日本、という報告結果より裏付けられる。このようにすべてのネガティブな事象がひとつの原因(とまでは言わないが)によってもたらされている可能性が高い、もしくは寄与率が高い。

ディベートやグループディスカッションによる授業スタイルを行うメリットは上記の反対の事象になる。ビジネスマナーなどはディベート等で戦略的な思考力が研ぎ澄まされ、培われていき、そんな無駄なことをしなくても、、、と自ずと答えは出てくるだろう。

勿論デメリットも発生する。当然ウェイトが落ちるので基礎学力の低下は避けられない。

しかしながらグループディスカッションにおいてひとつの事象を自分の興味に基づいて深く掘り下げるため、勉強する方法論を身につけられる。これは大きなことであり、その気になれば興味を持った時、勉強をしたい時に、自分のライフスタイルに合わせていつでも習得可能を意味している。あとは日本人特有の長所、例えば震災時にも見られたように非常に高い道徳心などはディベートのウェイトをあげることで多少問題が出てくるかもしれず、うまくバランスさせたいところではある。

何れにしても多様な人間を生み出せるような下地作りが今の日本は必要であり、これまでの道徳観とうまくミックスさせれば今の日本の閉塞感を打破するような素晴らしい世界、及び世界に誇れる日本の姿が待っていると思われる。

 

 


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