子供に勉強する意義を論理的に説明してみる


 

0.能書き:

子供に勉強させる意義、親がわからなければ子供が何らかの興味を示さない限りほぼ携帯ゲーム機に走ってしまうでしょう。そこでなんとか小中学生にもわかるように、でも親が説明する前提で少し難しい言葉も使って説得してみました。反抗期とかで「ウッセー」と遮断されたらそれまでですが、日本人の0.000001%でも改善されたら書いた甲斐が有ったと、啓蒙冥利に尽きます。では少し長いですがお付き合いのほど。

 

 

1.君たちは:

日本人だ。日本は資源の乏しい国である。石油は取れない。でも世界で1,2を争うほど豊かな国である。何故か。みんな一生懸命勉強して新しいモノやサービスを生み出してきたからだ。だから逆だと「勉強が出来ない=貧しい国」となってしまう。極端な話、家がなくなってご飯が毎日食べられなくなってしまうかもしれない。それは誰もハッピーではないだろう。だから今は理由がよくわからなくても、イヤと思っていても(思うのは学習システムを大人が作ったのでしかたがないことである)勉強しよう。各科目、英語、国語、数学(算数)、理科、社会、芸術等、将来必ず何らかの形で役に立つ時が来る。勉強をしたくても貧困や戦争でできない大多数の国がある中で、日本は世界でも環境はトップレベルに勉強が出来る環境にある。せっかくあるのにやらないのは、食べ物を捨てる「モッタイナイ」と一緒だ。だから日本に生まれたことは本当に幸運、チャンスと思って一生懸命やってみよう。大学教養までの勉強はそれを社会に適用することでかならず役に立つものがある(勿論使わない職業もある)。現在であれば特に数学、物理、医歯薬学、計量経済学だろう。だが自分の好きな事があればそれで構わないのでどんどん追求していこう。

 

2.勉強・大学受験について:

最高学府である大学の、ペーパーテストのみの選抜システムはこれまで散々指摘されてきた。今後人物評価を行う指針があるが、何れにしても勉学ができる~人物評価が高いという相関はあるだろう。勉学ができることによる自信がつく効果もあるかもしれない。これまでの勉学のみでの評価も批判はあるが、評価の方法論として極端には間違っていない。アメリカやイギリスは実力主義とは言うものの、大学入学に際しては秀才+金持ちしかOxBridge, MIT, UCLA, Stanford, Yale, Harvardなどの名だたるユニバーシティは受け入れない。一方日本は親の収入によらず頭が良ければ良い大学に入れるチャンスのある国、欧米よりもむしろ平等かもしれない。ラッキーな事に君たちは、好きな勉強を追求するという努力で、ワールドクラスで道がひらけるチケットを最初から持っているのである。

 

具体的な科目8つ、

英語:

できるとできないでは年収ベースで少なくとも100万円~違うだろう。ビジネスだけではなくて世界中に友だちができる。世界で何が起こっているかすぐに分かる。当然だがネイティブは24時間英語で考え、話している。24時間では他の勉強はできないため、毎日必ず30分は英語に割いて勉強しよう。

国語:

語彙が広がると表現が豊かになる。興味のあるもの、なんでも良いので活字をできるだけ多く読もう。

社会:

年表でも分かる通り日本は世界でも特殊な歴史を持つ国で有史以来、沖縄を除いて主だって侵略されなかった、国、天皇システム不変の、世界で唯一の国。でも先の大戦で少し宗教心をそがれてしまったので心の拠り所を失い、自信をなくしている部分もあるだろう。このことも含め、歴史や地理を世界と日本で比べることで新しいことが発見できる。そしてその拠り所を、日本人としてどういう行動が世界中の人々から最もリスペクトされるか、規範を常に考えることで表現し、行動してみよう。世界は君たちが考えるよりももっと広い。そのための言語や文化、社会の勉強でもある。

数学、理科(計量経済学も含める):

今後必須になってくるだろう。大学教養までは一生懸命勉強して、それを忘れないようにしておこう。いざというときの食い扶持。いざとならなくても活用次第でワールドクラスで道は開けてくる。

芸術:

これも世界を知るには良い題材の一つ。過去の人が何を創りだしたのか、どのようにして今の(例えば)建築物があるのか、世界を旅すると自然に興味が湧いてくる。そのための準備と思って(今は嫌かもしれないが)学んでおこう。

スポーツ:

もし本気で取り組みたいスポーツがあればとことんやるべきだ。ただし、二兎を追っても一兎は必ず得られるように勉学は怠るべからず。両立は大変だがその大変だった経験が今後に必ず活きるからトライしてみよう。

ディスカッション、ディベート:

そもそも間違ってるか合ってるかはないので、自分の考えを周りの考えに飲まれないように述べよう。でもこれが一番難しい。そして周りも冷静に聞いて理解する、ということも重要だ。人ではなく意見の内容を聞くべきだ。まずは自分の利益になるための主張を考え、次に相手の利益も考えてみよう、そして全体の利益になるように考えることで良い議論、ディベートができるかもしれない。感情論は自分含めみんなの不益を生む。できるだけ大人っぽく賢く冷静に、ウィットに富んだ意見を述べてみよう。きっと良い結論が出るだろう。

その他:

プログラミングやウェブ、サーバーの仕組みなどのITスキルは、このあと言及する電子デバイスの制限があるのだが進んで行うべき。最初は難しいから、まずは簡単なマンガでもよい。これからの世界は必ずITスキルは必要になってくるので勉強しておこう。

 

これらを行うことで自然に小学生はトータルで2時間(うち1時間集中)以上、中学生は3時間(うち2時間数学など深い思考を要する集中)以上何らかの形で机に座るようになる(これでも世界の平均だが)。集中できない日もあるだろうが、机に座って何か興味のあるものと関連付けて教科書や本を見て、読んで、書いて、考えること。

 

 

3.電子デバイス:

電子デバイスは広く国民に行き渡った便利なツールだ。しかし一般的にも中毒的な使用スタイルに見られるように、一部改善の傾向が見られない。事実、子供の電子デバイス使用によるメリット(知識を深める)よりも、SNSでの限定的な使用法が多い点で弊害のほうが多数報告がある。特別に許可のない限りは1日に30分以内にしよう。君たちが独立するまでは上記のとおりとする。電子デバイスは携帯電話、PC、TVなどが含まれる。よって休日も連絡等以外は使用しない。基本的には電子デバイス類はまだ存在しないものと、意図的にしよう。とはいっても世界で何が起きているかを知るのは重要なので、全体像を出来るだけ早く全体像を俯瞰できるように訓練しよう。

 

 

4.ほか、生活について大事なこと9つ:

●時間はきっちり守ること。社会に出て必須。信用の面で。

●「面倒くさい」は言い出したらキリがない。禁句。思考の放棄である。少しくらいかったるくても何でも知ろうとする気持ちが大切だ。

●同様にネガティブな思考も禁じ手。「~しなくてはダメだ」、という考え方だと義務感が生じみんながハッピーでない。「~してみよう」、と考えるように努力しよう。

●礼は尽くすこと。恩を受けたら本人と誰かに恩の倍返しで。

●誰かが非人道的なことをしてもペナルティーを受けたら許してやろう。この「許す」行為も日本人には足りない部分の一つだ。誰でも過失や間違いは犯す。できるだけ相手を許して寛容になろう。それも自分やみんなの利益になるはずだ。

●誠意も尽くすこと。言われてないからやらなくて良い、では結局は自分に不利益が帰ってくる。お互い及びその周り全部が良くなるよう(利益になるよう)に努めることが大事。ビジネスでよく使われる言葉「売り手よし買い手よし世間よし」(三方よし)である。

●ガールフレンド、ボーイフレンドの存在は充実感を向上させる。それをうまく利用して自分の目標とオーバーラップさせてクレバーにやっていこう。お互いの存在を高めるように勉強会を行うなど。これも自分の利益はお互いの、そしてみんなの利益になるのである。

●家族や親戚を大事にするのはもちろんだが、日本人特有の内と外を分ける文化がある。これはこれでよい部分ももたらすが、態度を悪い方向に変えないように注意しよう。買い物で、お客さんと店の人の関係は物をもらう対価として利益(お金)を得る。全くイーブンであると考えよう。お互いにありがとう、である。もう一つ、電車の中の他人は同じ空間を共有しているわけだから「仲間」である。帽子を落とした人がいれば拾う、受け取ったら心地よい表情で ”thank you” である。これらの行動は相手にも利益となる。周りにも和んだ雰囲気となり、三方良しである。

●人として大事なことを常に考えよう。上記の通り、普段の友達や見知らぬ人に対しても困っている人がいたら助けようとする「規範」である。親切、利益、ハッピーもそうだが不利益も回り回って結局帰ってくる。

 

5.まとめ

自分含め、家族、身近な友達、社会、日本人、ひいては世界中にとって何が “happy” かを考えながら、なおかつ世界の規範となる日本になるように人生を楽しんでいこう。


 

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