月のイラストや写真から嘘を見抜く/時間を知る方法


秋の夜長、皆様いかがお過ごしでしょうか。秋の夜長といえば十五夜、十三夜ですよね。今年は9月19日で満月となります。
ちなみに望遠鏡で月を見る時は満月よりも十三夜や上弦、下弦くらいがよくクレーターが見えるのは知っていますか?
真上から光を当てても陰影は出ずにのっぺりした姿しか見えません。横から光を照らされた部分が最も立体的に見えるので上弦あたりが綺麗に見えるわけです。よって満月はクレーターが見えにくいのです。

話はもとに戻します。が、しかしその影の出来方にも関係するのが今日のお話です。

よく月を描いたイラスト、きれいな写真がありますよね。あれ、イラストとか注意して書かないと「あ、これ書いた人、もう少しがんばりましょう」とすぐわかってしまう場合があります。では実際の写真やイラストから検証してみましょう。Moon_and_red_blue_hazehttp://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/0/06/Moon_and_red_blue_haze.jpg

まずはコチラ、ウィキペディアから持ってきたものですが、地表近くの満月、というタイトルがついています。
満月の視直径は0.5度ですので、確かに高度としては5度もないでしょう。
まあこれに関してはフェイクはないと思いますが、これから実は時間がわかります。満月ですから太陽の位置的には正反対になります。ということは夕暮れの登ったばかりの東の空の満月を見ているか、明け方の西の空の沈もうとする満月を見ているかのどちらかになります。

次の写真は時間までわかります。
moon1985百年プリント、懐かしいです…。そんなことはさておき、この三日月、地球照が綺麗ですね。月の満ち欠けの角度、欠け方、周囲の明るさからすぐ近くに太陽があることがわかり、夕方となります。夏だと19時半?冬だと17時くらいでしょうか。

と言った感じです。

しかしながら時間が断定できない、即ちフェイク写真やイラストも有ります。以下をどうぞ。

Moon Nature Wallpapershttp://3.bp.blogspot.com/-0L79zDodY70/UBIP9RijalI/AAAAAAAAGPA/SvICPDjFP0s/s1600/Moon+Nature+Wallpapers.jpg

これは月の満ち欠けから月齢5程度でしょう。月齢5の月が北半球で登ってくる様子かと思われますが、この月の位置では太陽は昼間である必要があります。しかしながらこれは星々とご丁寧に流れ星まで…。リアリティのない残念すぎるフェイク写真です。もちろんイラストとしては素晴らしいです。

 

次、行きます。
Moon with MountainウィンドウズXPの月の壁紙が有りました。懐かしいですね。これ、山が同時に写っていますが、満ち欠けの角度から南東あたりにある月がこれほど低いのは結構高緯度、ということになりますが…。大気減光も殆ど無いようですし…、これもかなり怪しいのではないかと思われます。

 

Full Moon over Red Dunes Full Moon over Red Dunesこれもウィンドウズの壁紙ですね。満月との説明があります。位置的には右からの太陽の影が砂漠にできていて、太陽と満月の位置関係を考えるとちょっと変ですよね。もっと欠けているのがノーマルかと思われますが…。確定とはいえませんがこれも怪しいですね(間違ってたらごめんなさい)。

 

あとよくありがちなものが以下のイラストです。

New_moon_designer_wallpaperhttp://www.fantom-xp.com/wallpapers/29/New_moon_designer_wallpaper.jpg

実際このような球体が中にあるような満ち欠けはありえません。そもそも月の欠けている部分に星が描かれていたりします(よくあるパターンですが)。まあイラストとしては全く問題ないのでリアリティーは追求しません。

 

以上をまとめるとこんなかんじになります。
moon
これらの月のそれぞれのフェーズに対応する時間です。これらを見比べて昼の時間帯なのに星が描かれていたりしたらフェイク!となります。下弦の月については書いてません。これから推理して考えてみてください。

明日、天気もよさそうです。良いお月見を。


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