精神論と思考停止

2,3日前になりますが、アゴラというHPサイトにこのような記事が掲載されていました。

「栄光が何だ、馬鹿野郎」=太平洋戦争のエネルギーの「完敗」を現代の日本が繰り返しそうだ

http://agora-web.jp/archives/1462953.html

 

第二次世界大戦前までの日本の躍進劇は素晴らしいものがありましたが、しかしながらいつまでもそれに酔いしれ、その後の対策を精神論と言う名の思考停止状態で怠ったばかりに第二次世界大戦で敗戦したことは、多くの人に異論はないかと思われます。ところが、それが現代の日本に起きていることと全く同じである、という主張記事です。全く同感です。

一度目標が出来るとまっしぐらに努力する国民性は非常に良い物があると思います。しかしながらその先ですよね、バブル以降と同じです。見失うと新しいものが全く出てこない。この辺りはアメリカとは逆センスなんです。新しいことを認める文化、保守的なものを是とする文化、どちらももちろん一長一短でステレオタイプに評価できるものではないです。しかしながら、日本では後者のタイプだと思いますが、そうならそれなりの生きのこる術が必須です。

必須なのですが、現在の日本、全く生き残る感じがしません。むしろ戦中の時と同じ匂いが確かにします。そうあるべきではありません。ちゃんとゼロベースで考える力を持つべきです。そのためにサイエンスはあります。換言すると科学的論理を持った評価力、行動力です。

本事業ではその行動力、評価力を一人でも多くの人に見つけてもらいたいと願い、始めます。まずはScientific-Global.netを通して楽しくサイエンスに触れ合っていただければ幸いです。

The sunset

北海道大学某所から見た夕日。空気の厚みで昼よりも赤く見えますね。夕焼けですね。

Scientific-Global.net TV 配信予定

Scientific-Global.net TV を配信することに決めました!

時間のある限りやりたいと考えていますが、1回10分程度の番組を、例えば生活に役立つ知恵を科学の力を浸かってわかり易く解説、こういう考え方をすれば他のことにも応用できますよ、などなど役立てていただければと思います。

一人でも多くの人に見てもらいたいと考えているのですが、そのためには告知が必要ですね。オン、オフライン含めて告知活動ガンバリマス。

また詳細の内容が決定しましたらこの場でお伝えいたしますね。乞うご期待!

ちびっこたちはもちろん、老若男女すべての人にサイエンスを

インターネットの時代に我々科学者が伝えられること

この数年、特に東日本大震災以降、本などの紙媒体、TV本体、またはTVを媒体とした局、新聞などのマスコミ、デパートなどの店舗や中間卸などの商業媒体、音楽CD、果ては学びの場、クルマまでが不要論として取りだたされている。

その悪しき原因は勿論「インターネット」。本出現によって情報インフラが爆発的に整った。分からないことはなんでも教えてくれる。知識はもはや必要でなく、それらをどう使うか、が今後問われる。そういう意味では知識詰め込み型の日本的な教育も、それこそ斜陽的になるべきだしそうなって欲しい。

たしかにこの発達したインターネットは生きていく上でほぼすべての活動が行えるのでは。食事のレシピ、食材はネットで簡単にスーパーのHPから取り寄せ可能。欲しい品はアマゾンや楽天が、スポーツ中継やアニメだってネットで見られる時代だ。アルバムもネット上、今回の金星太陽面通過だって自分もライブストリーミングを行ったが、そうやって全国の状況をディスプレイ上で確認できる時代、便利である。自分はこれに賛成も反対もない。科学技術が進む道には善悪はない。人としてうまく利用するだけだ。

しかしそれでもネットではできないことがある。ロジスティクスが重要なのは言うまでもないが、それは置いといて、人が本来経験する「実体験」、これはいくらインターネットが発達しても不変、普遍のものである。画面上でその事実は見聞きは確かにできるが、それを実際に体験するのとは全く違う、心に突き刺さる。

手前味噌で恐縮だが本「星空サイエンスツアー」もそのひとつ。画面上で平面的な流れ星を見るより、実際に出るかどうかドキドキしながら待って出た時の立体感は何をもっても変えられない。望遠鏡で見る実際の土星を見たことがあるか?まさに宇宙空間に「浮いている」という表現が見たことある人なら分かるはず。

この実体験から科学や叡智に対して興味を持つ。向上心を持つ。そして能動的に学ぼうとする。ポジティブフィードバックな自然な成り行きである。PC上で決して得られないことを経験豊富な研究者で行なっていくこの「サイエンティフィック・グローバル.net」、ご期待ください。

朝霧高原の夜空。しし座流星群星空サイエンスツアーを行った時のヒトコマ。

金星太陽面通過(日面通過)ライブストリーミング中継大成功!

当初好天がほとんど見込めなかった札幌でしたが、朝方何とか天気が持ってくれました。

お陰でUSTREAMで配信することもでき、(大)成功裏に終了しました!

以下に配信したものを貼り付けていきますので、参考にどうぞ。



Video streaming by Ustream



Video streaming by Ustream

部分月食と金星日面通過のまとめ

今日、部分月食が起こりますね。夜半前なので見やすいかと思います。

つい先日金環食が起こったばかりで、太陽、月、地球が場所を変えて再び一直線になるということです。半月後も空間的に直線性が保たれていることも自然現象は面白いといえます。

、、、はい!月食見えましたー!!!

登ってくるときにすでに欠けていました。まあ部分月食ならこのほうがなんというか神秘的です。

 

 

また6日には金星日面通過が起こります。これは8年と120年くらいの周期が交互に訪れるわけですが、次見られるのはその長い周期の方なので見逃せない所。

金星日面通過ウィキページ
http://ja.wikipedia.org/wiki/金星日面通過

その金星日面通過ですが以前紹介したステラリウムでシミュレートしてみました。参考にしてみてください。

eclipse by vinus

そうですね、すでにこのソフトでムービー化している強者な方もいらっしゃいました。そちらも紹介します。

ニコ動にもありました。

それでは晴天祈願!

サイエンティスト=ワタシが勧めるフリー、無料天文ソフト(スマートフォン、PC版)

さて、世の巷に出ている各種天文ソフトですが、見栄えの良い物、データ数、などなどを考慮してズバリこれっ!というソフトをおすすめします。

PC版

1.Google Earth

http://www.google.co.jp/intl/ja/earth/index.html

そ もそもこれは地球上の空を飛行するかのごとく実写での町並みを再現していくソフトですが、これが宇宙にも目が向けられています。地上の作画はないので実際 に見ているようなリアリティーはありませんが星雲、星団、小宇宙などのデータベースが豊富で拡大画像は迫力満点、天体導入にもかなり使えます。

キャプチャーはかみのけ座、おとめ座銀河団のM84, M86, M87あたりの小宇宙団。まるで実際の星空を見ているよう。

2. Stellarium

http://www.stellarium.org/ja/

こ のソフトもかなりリアリティーが高いです。こちらは特に自分が実際日常に立っている臨場感が味わえます。さらに18等級くらいまでの天体データベースもあ り、これらをダウンロードすると導入もかなり楽です。主な星雲、星団などは写真データベースがあり、綺麗に表示することができます。

今回の金環日食のシ ミュレーションもちゃんと出来ました。

こちらはStellariumのキャプチャー。ご覧のように満天の星空…ちょっとやりすぎましたがw。人工衛星や流れ星も再現してくれます。夜の観測用に減光処理もボタンひとつで可能。昨日の日食のシミュレーションもこのソフトで行いました。

PC版はこの2つがあれば間違い無いですね。しかもこれ全部無料なんで。凄い時代になりました。

スマホ版

1.Google Sky Map

http://www.google.com/mobile/skymap/

や はりグーグル強しなんですが、スマホ版はこれ一択でOK。実際の方向にスマホを向けるとそのとおりの星空が見えます。地面に向けると本来日本からは見えな い南十字星やマゼラン雲なども簡単にシミュレートできます。家の中にいてもかなり遊べるソフトですし、また実際に外でレクチャーする際などにもうってつけ ですね。

こちらはGoogle HPよりキャプチャーを拝借。スマホ版でも機能的には十二分です。

昔は星図を持ちだして特定の星雲、星団のガイディングチャートを天文ガイドから切り抜いて…と手間がかかったものですが、スマホやPCで一発で星がわかる時代になりました。さあ、晴れた空はこれらを持ってみんなで星を見に行きましょう。