C/2012 S1 ISON彗星(アイソン彗星)まとめ、更新(20131121)


C/2012 S1 ISON彗星(アイソン彗星)まとめ を更新しました。昨日の記事を追加しています。

既に3等級台まで明るくなった、という噂もちらほら聞かれます。太陽離角が小さくなってきているためかなり見づらいかとは思いますがトライする価値はあると思います。

やはりこの時期太平洋側は有利ですね。近日点後も引き続き明け方の空で勇姿を見せてくれることを期待します。夕方も見えることは見えますが、継続的に見るには明け方のほうが有利です。

暫くは朝型生活になりそうです。

 

2013年6月13日現在のアイソン(C/2012 S1 ISON)彗星

現在のアイソン彗星は日本では夕方西の空のかなり低い所、水星と金星と一緒の位置にいて、15等級台との報告があり、ほとんど観測することができません。最近の撮影でも1ヶ月前の写真がSpeceWeather.comに掲載されている程度です。

http://spaceweather.com/submissions/pics/m/Michal-Kaluzny-Ison_5V2013_1367924777.jpg

次に観測しやすくなるのは9月に入ってから、明け方の東の空になります。9月ではまだ12~13等級くらいの予報となっています。

もう少し勇姿が見られるのは先になりそうですね。

 

Panstarrs彗星の勇姿が間もなく

見られるわけですが、一足お先に南半球では勇姿を見ることができます。本日現在の明るさは5等級ほど、双眼鏡や望遠鏡を使えば見ることができるでしょう。かなり昔になりますが前回のハレー彗星は明るくても4等級程度、しかも春先の低い空(さそり座付近)でしたので、それに比べれば遜色ない明るさといえるでしょう。

画像もいくつかウェブ上でアップされていますので以下のリンクでお楽しみください。

Mitsunori Tsumura(津村光則氏のHP)
http://park10.wakwak.com/~tsumura/comet2/comet2011L4/22620paoA4_2011L4.jpg

パンスターズ彗星、キタァ~ V字の尾 – やる時はやりまっせ! – Yahoo!ブログ http://blogs.yahoo.co.jp/camelcamel/14714972.html

 

2012年12月3日現在のパンスターズ彗星の位置

本日現在、パンスターズ彗星の画像の情報が届いて来ません。というのも当然でして、現在の地球、太陽、彗星の位置関係は以下の様な感じになっているからです。

20121203PANSTARRS1
赤が地球、黄色が太陽、赤い楕円が地球の公転軌道で水色の点がパンスターズ彗星となります。公転面よりも南はピンク色の線で描かれており、現在はそこに位置しています。北半球からではどうにも見ることができないのはこのせいだからです。

キャプションにも記しましたが、この図の通りちょうど太陽の方向に彗星がいるため、また南の方向に位置しているため日本からはどうにも見ることができません。

因みにシドニー(オーストラリア)からですとこんなふうに見えます。

シドニーの午前3時(日本時間)、見えないことはないですが低空でしかもまだ11等級前後です。まだ慌てることはないでしょう。

まだ11等級前後ですので、これから明るくなるのをじっと待ちましょう。後それでも3ヶ月程度でその勇姿が見られるのですね。楽しみです。

 

日本国内で近日点直後のアイソン彗星が明るく見える場所はどこか?


日本国内で近日点直後のアイソン彗星が明るく見える場所はどこか?マニアックな問題設定ですができるだけ勇姿を明るく見たいもの。と言うことで力技的に探してみました。

近日点は2013年11月29日朝5時、太陽と彗星の位置関係が日本からは条件が良くなく、その日の太陽が沈んだ後10分程度没前のアイソン彗星が見えている計算となります。

さて最もよく見えるのはどうやら北に行けば行くほど条件が良くなりそうで、答えは北海道となります。理由は2つ、日没が速いので近日点からの時間が近い、のと、太陽と彗星の位置関係上日没後わずかですが出ている時間が長い、事が挙げられます。

以下のシミュレーション結果をご覧ください。日本各地の日没直前のアイソン彗星の位置を示しています。一番上の結果は札幌です。これを見ると札幌はちょうど16:00、明るさは-6.6等級(!)となります。南下して横浜だと16:28、-6.5等級、今度はさらに西へ、福岡で更に遅くなり17:09、-6.3等級、南の沖縄で17:35、-6.2等級となります。札幌は見かけ上太陽の上にありますが、沖縄はかなり右斜め上となります。この影響で札幌では日没後15分ほど観測可能ですが、一方沖縄では7分程度しか観測できません。

この結果は北に行けば行くほど近日点直後のアイソン彗星が拝めることになります。参考ですが、ロシアのカムチャツカ、Петропавловск-Камчатский(読めません!)のアイソン彗星は14:12に日没(!)となり、-7.2等級のアイソン彗星が観測できます。

と言うことで皆カムチャツカに行きましょう、、、とは言いませんが、北海道は観測スポットとして適している一地点となります。アイソン彗星を観測しに札幌へ、是非ともScientific-Global.netのツアーをご利用ください、という手前味噌的な報告でした(笑)。

 

さて次は近日点のアイソン彗星が最も条件良く観測できる場所を探してみたいと思います。