環境エネルギー国際シンポジウム ~持続可能な未来へ 低炭素社会と再可能エネルギー~ のお知らせ

少し先の話になりますが、11月5日に北海道大学で、「環境エネルギー国際シンポジウム ~持続可能な未来へ 低炭素社会と再可能エネルギー~ 」シンポジウムが催されます。

興味のある方は下記をお読みの上、ご参加ください。北海道大学はこの週を含めた週がサステナブルウィークとなっています。

件名 【札幌】 環境エネルギー国際シンポジウム ~持続可能な未来へ 低炭素社会と再可能エネルギー~
開始日時 2013年 11月 5日 (火曜日)   13時30分
終了日時 2013年 11月 5日 (火曜日)   17時00分
場所 北海道大学 学術交流会館 2階講堂
連絡先
詳細 [開催日時] 11月5日(火)13:30~17:00(予定)
[開催場所] 北海道大学 学術交流会館 2階講堂(札幌市北区北8条西5丁目)
[内容]
○基調講演「再生可能エネルギーと地域経済の活性化(仮題)」
北海道大学大学院経済学研究科 吉田文和 教授
○来賓講演「エネルギー政策と低炭素社会づくりへの取組み(予定)」
韓国・大田市大田大学環境工学部  Kim, SunTae 教授
ロシア・ロシア科学アカデミーシベリア支部 経済・産業工学研究所/
ノボシビルスク市ノボシビルスク国立総合大学経済学部 Nikita Suslov 教授
○パネルディスカッション「地域の先進的な取組みと北海道における今後の取組み」
パネリスト:地域での先進的な取組み実践者等(予定)
コーディネーター:北海道大学大学院地球環境科学研究院 荒井眞一 特任教授
[定員] 250名
[参加費] 無料
[申込み先・問い合わせ先] 一般社団法人北海道再生可能エネルギー振興機構
E-mail:info@reoh.org
TEL:011-223-2062
FAX:011-223-2063
※WEB申込も可能です↓
URL:http://sustain.oia.hokudai.ac.jp/sw/jp/2013/low
[申込み期間] 11月4日(月)まで
[主催] 北海道大学「持続可能な低炭素社会」づくりプロジェクト
[共催] 環境省北海道地方環境事務所、札幌市、一般社団法人北海道再生可能エ
ネルギー振興機構、GreenerWeek運営協議会(北海道グリーン購入ネットワーク)

【特別寄稿】「森の香りのそこから先」北海道大学 松永壮

本日より2日間、特別寄稿として北海道大学 松永壮博士による研究の紹介を致します。タイトルは「森の香りのそこから先」です。

森の香りのそこから先

北海道大学苫小牧研究林 松永 壮

  • 森の香り

 みなさんは、森の香りを感じたことがありますか?森はきれいだし、なんとなくリラックスするから、なんとなくいい香りが漂っているように感じるだけなのでしょうか。実はそうではありません。森の木々は実際に、様々な種類の香りガスを放出しているのです。これらの香りガスは、意外にも大変低濃度で、香り豊かな森の空気の中でさえもたった1億分の1パーセントくらいしか入っていないのです。しかし、私たちはそれらの香りをしっかり感じることができるのですね。この香りガスは1960年代にアメリカで発見されたことから研究が始まりました。研究が進むにつれて、森から放出される香りガスは、様々な形で地球環境に大きな影響を与えていることが分かってきました。最近の研究では、これらの香りガスが地球全体の温暖化や寒冷化など大きな環境変動の中で重要な働きをしていること、意外なことに光化学スモッグの発生など有害な現象にも関わっていることなどが分かってきました。

  • 香りガスの正体:生物起源VOC

これまで私は、生物起源揮発性有機化合物(Biogenic Volatile Organic Compound: BVOC)に注目した研究を進めてきました。BVOCは、主に樹木の葉から放出されます。BVOCの全球での放出量は、人為汚染起源の揮発性有機化合物(VOC)に比べ、なんと10倍以上も大きいことが知られています。またBVOCの多くは大気中での反応性が非常に高いため、大気へ放出されたBVOCは森林周辺の大気環境だけでなく、温暖化や寒冷化など大規模な、地球全体の気候変動においても重要な役割を果たしています。また、BVOCの放出量そのものもまた環境(気温や日射強度)の影響を強く受けることから、上の図に示したように、BVOCと地球環境の間にはいくつかのフィードバック(何かの現象が起こるとそれが巡り巡って最初の現象に再び作用すること)が考えられます。こうした背景から、BVOCの研究は最近20年の間に大変盛んになりました。現在、主要なBVOCとして最も広く研究されている化合物として、イソプレン(C5H8)、モノテルペン類(C10H16)、セスキテルペン類(C15H24)などがあげられますが、未測定のBVOCもまだ多く存在することが複数の研究から指摘されています。BVOCの特徴や、最新のBVOC研究で分かってきたことを以下に紹介します。

続く

特別寄稿を掲載いたします(来週火曜日、水曜日)

「地球科学者より近くミニレビューが掲載されます」でもお知らせをしてきましたが、来週火曜日、水曜日にかけて北海道大学 松永 壮 博士による特別寄稿を掲載いたします。

タイトルは「森の香りのそこから先」です。生物起源の揮発性ガスが地球環境でどのような役割をはたすのか、その研究に関する紹介を致します。ご期待ください。