2013こと座流星群結果、みずがめ座流星群予報

先日事座流星群が極大を迎えました。およそ1時間に20個ほどの流れ星が見られたとのことで、例年通りの出現状況といえるかと思います。

みずがめ座流星群は母天体がハレー彗星です。1986年に回帰でだいぶ経つようですが南半球では1時間に60個ほどのペルセウス座流星群並みの極大を迎えることで知られています。北半球ではそれほど多くは見込めませんが、それでも極大時には多くの流星が見られるようです。今年は6日の明け方が条件がよさそうです。月は細い月が明け方登ってきますが、細いので影響は無さそうです。

以下流星電波観測プロジェクト(http://www.amro-net.jp/)の情報を掲載しておきます。

 

名称(和名) みずがめ座η流星群
学術名(コード) η-Aquarids(ETA)
極大太陽黄経 45°.5
極大時輻射点 赤経 = 338° / 赤緯 = -1°
出現期間 4月19日~5月28日(極大6日10時,好条件)
性質 極大出現数(ZHR):60,光度比2.7,対地速度: 66km/s
母天体 1P/Halley

 

パンスターズ彗星とレモン彗星を同写野内で微速度撮影

南半球で賑わっている2つの彗星、これらの写真が各所で公開されています。

以下のリンクをご覧ください。

http://en.es-static.us/upl/2013/01/Comet_PANSTARRS_before_dawn_Luis_Argerich_2-12-2013_Buenos_Aires_Argentina.jpeg
http://astrobob.areavoices.com/files/2013/02/Panstarrs-Rob-Kaufman-Feb17.jpg
http://astrobob.areavoices.com/files/2013/02/Panstarrs-Brimacombe-Feb17.jpg
http://www.terrastro.com/wp-content/gallery/two-comets/cherney_lemmon_panstarrs_aurora.jpg

そしてさらにこれらの彗星が微速度撮影されています。こちらの非常に美しい映像をご覧ください。

この映像の中で赤いオーロラも同時に捉えられており、なんともお腹いっぱいな映像となっています。

レモン彗星も明るいようですね。大マゼラン雲の近くにあり日本にとっては残念ながら見えません。また現在のところパンスターズ彗星は4等級ほど。順調に明るくなっていますね。

C/2012S1 ISON彗星(アイソン彗星)まとめ、更新130205

C/2012S1 ISON彗星(アイソン彗星)まとめ、を更新しました。

これまでの、北半球、南半球で最もよく見える場所、Fernando de Noronha 島でアイソン彗星を見よう、2012年12月24日現在でのアイソン彗星画像集、です。

まもなくパンスターズ彗星が見頃となりますが、アイソン彗星も随時チェックしていますので、時々ご覧になってみてください。

http://scientific-global.net/c2012-s1-ison彗星(アイソン彗星)まとめ/

2013年1月29日現在までのパンスターズ彗星最新画像集

南半球メインで次々に画像が上がってきています。

http://spaceweather.com/submissions/pics/m/Martin-Masek-Jakub-Cerny-Michael-Prouza-Jan-Ebr-Martin-Jelinek-Petr-Kubanek–Panstarrs_23_1_2013_FRAM_9x120secVR_1358984989.jpg
http://members.westnet.com.au/mmatti/Images/2011L4_20130116_mm3b.jpg
http://members.westnet.com.au/mmatti/Images/2011L4_20130119_mm1b.jpg
http://www.possumobservatory.co.nz/C-2011L4-PANSTARRS-41cm@f5,2-ccd1-6x2min-130123-web.jpg
http://www.possumobservatory.co.nz/C-2011L4-PANSTARRS-41CM-F5,2-10x60SEC-1600ASA-20130121UT-web.jpg
http://spaceweather.com/gallery/indiv_upload.php?upload_id=76005
http://i727.photobucket.com/albums/ww271/Rob_Kau/C2011L419Jan2013textb.jpg
http://www.iceinspace.com.au/forum/attachment.php?attachmentid=130670&d=1358637302
http://www.iceinspace.com.au/forum/showthread.php?p=935513
http://www.glitteringlights.com/Images/solarsystem/i-rbtmgmN/0/O/C2011L4_L_10m_sum.jpg
http://www.possumobservatory.co.nz/C-2012L4-PANSTARRS-41cm-f5,2_Newtonian-Paramount_ME-STL11000M-15x1min-clear-1×1-130109UT-web-cropped.jpg
http://farm9.staticflickr.com/8475/8353130740_fcbc91fd02_k_d.jpg

順調に最大光度2~3等級まで上がってきているようです。またレモン彗星(C/2012 F6)も予想外に増光しているようでこちらも2~3等級になるようです。ただし南半球での話で、北半球で見える頃には少し暗くなってからのこと。ですが肉眼等級(~6等級)にはなるようですので、随時お知らせ予定です。

本日のサイエンティフィックニュース20121227「複数の巨大惑星発見」

本日のサイエンティフィックニュースはYahooニュース、または国立天文台のプレスリリースよりご覧いただけます。

巨星に2個の巨大惑星を発見-日豪協力による初成果

2012年12月26日

東京工業大、ニューサウスウェールズ大、国立天文台、広島大、兵庫県立大からなる研究グループは、岡山天体物理観測所188cm望遠鏡とアングロオーストラリアン望遠鏡を用いた観測により、HD4732と呼ばれる巨星を周回する二つの巨大惑星を発見しました。

岡山観測所では2004年8月にこの天体の観測を始めました。その後1~2年ほどが経過すると、この天体は公転周期約1年の惑星をもつことが判明し、さら に観測を継続すると、より長周期の二つ目の惑星が存在する可能性も見えてきました。しかし運の悪いことに、この天体は南天の星で高度が低く、岡山観測所か らは約半年間しか観測できません。そのため、一つ目の惑星の軌道が決められず、二つ目の惑星が本当にあるのかどうかも長い間疑わしいままでした。

そこで、2010年9月からオーストラリア・ニューサウスウェールズ大の研究者と協力し、アングロオーストラリアン望遠鏡での観測を始めました。南半球に あるオーストラリアからは岡山よりも長い期間この天体が観測できるため、公転周期約1年の惑星の軌道をきちんと決めることができました。その結果、二つ目 の惑星の存在も確定的となり、その公転周期は約2700日であることが分かりました。

複数惑星系には、惑星系の形成や進化の研究にとって重要な情報が含まれています。特に巨星で複数惑星系が見つかった例はまだ少なく、今後の観測の進展が期 待されます。研究グループは今回成功した日豪協力を引き続き推進し、複数惑星系を含むより多くの惑星系を発見していきたいと考えています。

この研究論文は、米国アストロフィジカル・ジャーナル誌 2013年1月1日号に掲載される予定です。

国立天文台 | 巨星に2個の巨大惑星を発見-日豪協力による初成果 http://www.nao.ac.jp/news/science/2012/20121226-oao-2-extra-planets.html

大きな恒星に巨大惑星2個発見               http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/science/planet/?id=6067548

ここ数日で惑星発見ブームです。実は惑星形成はそれ程特殊なものではないということといえるかと思われます。今後のさらなる発見を期待しましょう。もしかしたら移住できるかも?

近日点直後のアイソン彗星を見られる場所はどこか(南半球編)

さてアイソン彗星(C/2012 S1 ISON)の近日点までちょうど1年前となりました。そこでその近日点に最も近いアイソン彗星を見られる観測スポットを調べてみました、、、の南半球編です。

日本周辺では明け方に近日点を迎えますが、位置関係が太陽の東に位置するため太陽が登ってからしか見られません。

北半球ではカナダからアラスカ方面で近日点直後のアイソン彗星が見られそう、というのは以前の記事で述べた通り。それでは南半球ではどうでしょうか。

その前に南半球ではアイソン彗星は近日点の前、及び後しばらく、というかほとんど見ることができません。北半球でのみその活躍ぶりが見られます。しかし南半球では近日点におけるその姿を一瞬見ることができます。さてその一瞬、Stellariumで色々調べてみましたが近日点(日本時間5時)では太陽が近すぎて日没直後60秒ほど(!)しか拝められません。まさに一瞬ですが、それでも見つけてみました。

世界中で最も明るいアイソン彗星が見られる場所はココ!わずか1分!
どこかというと…。

 

南緯22°44′、西経22°44′、という何ともゾロ目&ダブルスコアのエリアです。ここはどこかというと、、、

 

洋上です…。

 

大西洋の大海原へ観測船を出しましょうか…。わずか1分のために。何とも豪華クルーズになること請け合いです。

ただ、近日点からわずか数分で見られる陸地を見つけました。それは、、、また別の機会に。

 

 

近日点直後のアイソン彗星を見られる場所はどこか(北半球編)

さてアイソン彗星(C/2012 S1 ISON)の近日点までちょうど1年前となりました。そこでその近日点に最も近いアイソン彗星を見られる観測スポットを調べてみました。

日本周辺では明け方に近日点を迎えますが、位置関係が太陽の東に位置するため太陽が登ってからしか見られません。と言うことでダメ。その他の観測サイトでも近日点では良くて太陽とともに登ってくるので厳しいです。

ということで近日点から1時間後で調べてみました。こうするとギリギリISON彗星が見られる観測スポットが存在します。まずは見え方についていつものStellariumでシミュレーションしてみましたのでご覧ください。

太陽が沈んだ直後にアイソン彗星も沈むのでギリギリです。

その場所はスーパーインポーズしている世界地図でも大体わかりますが、カナダのハドソン湾の西になります。日本とは時差が正反対ですのでちょうど沈む太陽が見られます。さてそのサイトをフォーカスしてみると、、、

ハドソン湾の西に位置するチャーチルという小さな港町のようです。

ちょうどこの辺りが近日点1時間後のアイソン彗星が拝められるベストサイトということになります。その後2時間後になるともう少し彗星の太陽に対する離角が良くなり、アラスカあたりでも見ることができます。

北半球ではこのような見え方ですが、北半球と分けたのは南半球にもっと良い場所があるからであり、、、と言うことで次回は南半球で最も見える場所を探索してみたいと思います。