人工光合成についてNature掲載論文を紹介

人工光合成について、日本での研究は世界をリードする存在となっています。今年2件ほどNatureにアクセプトされており、そのうちの1グループについてNatureからインタビューを受けています。リンクを紹介します。

 

地球温暖化やエネルギー問題を背景に、太陽の光エネルギーを化学エネルギーへと変換する人工光合成技術の開発が注目を集めている。その1つに「水を酸化して酸素、プロトン、電子を得る反応」がある。このような中、分子科学研究所、正岡重行グループは高い効率で酸素を発生させる鉄触媒を作り、Nature に報告した。筆頭著者である総研大博士課程3年の岡村将也さん(2016年4月より名古屋大学特任助教)に掲載までの経緯をうかがった。

岡村 将也氏:水から高効率で酸素と電子を生む鉄触媒 | Nature 著者インタビュー | Nature | Nature Research http://www.natureasia.com/ja-jp/nature/interview/contents/14

 

やはり実用化可能なものなのか、エネルギー収支も含めたコストを計算したくなります。

もう少し様々な文献を当たって、もしできそうなものがあったら(0次オーダーでの)フェルミ推定を行い、試算を試みたいと思います。

 

遊んでいるPCに仕事をさせよう

皆さんの周りで普段使用していないコンピューターはありませんか?実は現代のパソコンは一昔前のスーパーコンピューター(スパコン)の能力に匹敵します。これを人類の英知のために集結させて諸問題を解決することができたらどんなに素晴らしいことでしょう。

これをグリッドコンピューティングと言います。1万台も集めたら地球シミュレーター以上のスパコンになるのです。これらを集結させれば人類が抱える諸問題、医学やバイオ、地球科学、天文学、数学、物理学、化学、工学などに活かすことができ、人類の未来を救うことができるかもしれないのです。

そんなプロジェクトの代表的な一つが以下のBOINCプロジェクトです。本部はUCバークレー、初期はSETI@HOMEプロジェクトが立ち上がることで有名になりました。現在は様々な上記プロジェクトが有り、諸問題の解決につながる解析があなたを待っています。以下をご覧いただき、是非あなたのPCを少しの電気代とともに解決にお役立てください。
BOINC logoBOINC は ボランティア・コンピューティング と グリッド・コンピューティングのためのオープンソース・ソフトウェアです。

あなたのコンピュータの空き時間を、病気を治すためや、地球温暖化を研究するため、 パルサーを発見するため、そしてその他たくさんの種類の科学研究のために使って下さい。 (コンピュータは、Windows、Mac、Linux のどれでも大丈夫です)。

詳細は上のロゴをクリックしてください。PCは汗もかきませんし、ストレスや欝になることもありません。出来る仕事はPCに任せましょう。現在はパソコンのみですが、そのうちスマートフォンにもこのソフトウェアができるとさらに良いのではと思われます。誰かアプリ作りませんか?

本日のサイエンティフィックニュース20121120

まずは高学歴ワーキングプアについての記事です。奨学金という借金を背負っているために何かしようにも何も動けない現実、あまりに研究に関する仕事が少ないために能力を活かせる仕事につけない、また民間企業でも経営者のPh.D.の使い方を知らない、などで袋小路に陥っているという記事です。

一度レールを外れるとバイトにすら就けない! 高学歴ワーキングプアの抜け出せない苦しい現実|「引きこもり」するオトナたち|ダイヤモンド・オンライン

http://diamond.jp/articles/-/28112

 

こちらは湿地に関する記事、川にできた非常に小さな湿地の回復に関するお話です。湿地は温室効果ガスのメタンが発生し、地球温暖化を促進するのではないか、との意見がありますが、実は大量の有機物が埋没可能でありカーボンシンクとして、また渡り鳥の飛来、農業などの利用、生物多様性の点などから非常に重要です。皆で守って行きましょう。

<希少植物>一時壊滅のタコノアシ 湿地回復で発芽か 神奈川・厚木(毎日新聞) – Y!ニュース

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121119-00000011-maiall-soci