人工光合成についてNature掲載論文を紹介(2)

こちらは自己組織化するナノコンポジット結晶を用いて、フォトキャリアの電荷分離過程の効率と水分解光電極の反応効率をそれぞれ向上させることに成功しています。Free Accessですので一度詳細に読んでみたいと思います。

 

酸化物半導体中に自己組織化して成長する金属ナノピラーによって高効率化する水分解光電極反応

Photoelectrochemical water splitting enhanced by self-assembled metal nanopillars embedded in an oxide semiconductor photoelectrode
2016年6月3日 Nature Communications 7 : 11818 doi: 10.1038/ncomms11818 (2016)

http://www.nature.com/articles/ncomms11818

人工光合成についてNature掲載論文を紹介

人工光合成について、日本での研究は世界をリードする存在となっています。今年2件ほどNatureにアクセプトされており、そのうちの1グループについてNatureからインタビューを受けています。リンクを紹介します。

 

地球温暖化やエネルギー問題を背景に、太陽の光エネルギーを化学エネルギーへと変換する人工光合成技術の開発が注目を集めている。その1つに「水を酸化して酸素、プロトン、電子を得る反応」がある。このような中、分子科学研究所、正岡重行グループは高い効率で酸素を発生させる鉄触媒を作り、Nature に報告した。筆頭著者である総研大博士課程3年の岡村将也さん(2016年4月より名古屋大学特任助教)に掲載までの経緯をうかがった。

岡村 将也氏:水から高効率で酸素と電子を生む鉄触媒 | Nature 著者インタビュー | Nature | Nature Research http://www.natureasia.com/ja-jp/nature/interview/contents/14

 

やはり実用化可能なものなのか、エネルギー収支も含めたコストを計算したくなります。

もう少し様々な文献を当たって、もしできそうなものがあったら(0次オーダーでの)フェルミ推定を行い、試算を試みたいと思います。